踏切内で車が故障したら・・・ |
2011年11月1日午前11時15分ごろ、埼玉県長瀞町内にある秩父鉄道線の踏切で、踏切内に立ち往生していた大型ダンプトラックと、通過中の 上り普通列車が衝突した。列車は弾みで脱線。警察はトラックを運転していた31歳の女を過失往来危険の現行犯で逮捕している。 埼玉県警・秩父署によると、現場は長瀞町野上下郷付近で遮断機や警報機の設置された踏切。トラックは踏切中央で立ち往生。運転していた本 庄市内に在住する31歳の女は車外に出て、非常スイッチを探していたが、そこに進行してきた上り普通列車(三峰口発/羽生行き、3両編成)が 衝突した。 列車は先頭車の前部が大破するとともに脱線。列車には客32人が乗車していたが、このうち高齢の男女4人が座席から投げ出され、打撲などの 軽傷。22歳の運転士も頚部を切る軽傷を負った。トラックを運転していた女にケガはなかった。警察は女を過失往来危険の現行犯で逮捕してい る。 調べに対して女は「クラッチの調子が悪く、修理工場まで向かっていた」、「踏切で身動きが取れなくなった」と供述しているようだ。また、列車 の運転士は「踏切手前約200mでトラックを確認したが、非常ブレーキを掛けても間に合わなかった」などと話しているという。 |
教習中の踏切事故 |
2006年2月26日午後、埼玉県加須市内の東武鉄道・伊勢崎線の踏切で、路上教習中の教習車が閉じ込められ、通過してきた列車と衝突して大 破する事故が起きた。運転していた18歳の男性と、教官の2人は衝突寸前に車外へ脱出。ケガは無かった。 埼玉県警・加須署によると、事故が起きたのは2月26日の午後3時45分ごろ。加須市花崎付近にある東武伊勢崎線の踏切で、同市内にある自 動車学校の所有する教習用の乗用車が立ち往生した。 教習車は18歳の男性が運転するMT車で、踏切内でエンストを起こして立ち往生。再始動を試みたが、踏切の警報機が鳴り出したために教官と 共に車外に脱出。この直後に現場に差しかかった準急列車(伊勢崎発、浅草行き。6両編成)が衝突し、クルマは弾き飛ばされて大破している。 男性と教官、電車の乗客乗員約250人にケガはなかった。 |
あなたならどうする? |
踏切を通過中、突然エンジンが止まりました。 さて、あなたならどうしますか? 発炎筒のある場所は分かりますか?(発炎筒はどんな車でも、助手席の左下に備え付けられています。有効期限があるので一度点検してみて下 さい。) 踏切支障報知装置があるときは、すぐに押しましょう。 |
踏切内で車が故障して動けなくなったらパニックになるでしょうね。 昔のMT車なら、ギアを1速に入れてセルを回せば動きましたが、今のMT車やAT車は無理ですね。 AT車はもともとPかNに入ってないとセルは回らないし、MT車はクラッチを踏んでないとセルが回らない仕組み(クラッチスタートシステム)に なっているものが多いので、セルで踏切から脱出は無理です。 まわりに人がいれば押してもらうしかないですね。 さて、車を押してもらう時の注意点ですが、走行している時の状態で故障しますから、AT車ならDレンジ、MT車ならギアが入った状態になって います。 当然ながら、そのままでは人の力では押しても動きません。 必ず、ニュートラルにして下さい。落ち着いて行動しましょう。 Pレンジに入っている状態ならば、エンジンがかからないとチェンジレバーが動きません。 そんな時、シフトロック解除ボタンをおしながら動かしましょう。 |