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第1段階 項目1 運転者の心得


1.くるま社会人としてのモラルと責任
車を運転するなら、正しい運転技術や交通ルールはもちろん、正しいマナーも身につけることが必要です。「ゆずり合い」「思いやり」こそが交通事故をなくす最重要ポイントだということを忘れずに。
くるま社会人としての責任を自覚して行動しましょう。

①ゆずりあいと思いやり
経済活動や国民性の多様化に伴い、私たちの生活において自動車の果たす役割はますます重要かつ不可欠なものとなっています。
こうしたくるま社会が進展する一方で、交通事故・騒音・大気汚染など多くの問題が生まれています。中でも人命にかかわる交通事故は大きな社会問題であり、交通の安全を確保し快適な交通社会を築いていくことが何よりも重要です。
そのためには、くるま社会の担い手でもある運転者をはじめとした道路利用者、すなわち国民の一人一人が常に生命の尊さを自覚し、自ら良識ある行動をとらなければなりません。
「よき運転者は、よき歩行者である」といわれています。運転者は常に歩行者の立場に立った判断と行動をし、歩行者も運転者の立場に立った判断と行動をすることが大切です。

②他人に迷惑をかけない運転
他人に迷惑をかけないことは、運転をする以前の、社会人の基本となる常識です。にもかかわらず、このような規則が定められたことは、運転者にとって恥ずかしいことであると自覚しなければいけません。
ましてや車の中から火のついたタバコを捨てたり、空き缶を捨てるなどは言語道断でう。美しく整備された中央分離帯に無造作に捨てられたゴミの山、それを防止するためのフェンスを張ればその網の目に空き缶をねじ込むなど、運転者のマナーの悪さには目を覆うべきものがあります。

③同乗者の安全確保
車の運転者には、同乗者の安全に対する責任も義務付けられています。

④チャイルドシートの使用
自動車乗車中の幼児(6歳未満)の事故実態は次の通りです。
ⅰチャイルドシート不使用では死亡または重傷の危険性が約2.2倍に
平成24年(2012年)の交通事故統計データによれば、自動車乗車中の6歳未満の幼児のうち、チャイルドシート不使用の致死率は、使用者と比べて約6.4倍、死亡重傷率では約2.2倍になっています。

⑤交通違反(事故)と責任
交通違反をしたり、万一交通事故を起こした場合には、次の3つの責任を負わなければなりません。
ⅰ刑事上の責任・・・懲役・禁固・罰金など
ⅱ行政上の責任・・・免許の取り消し・停止など
ⅲ民事上の責任・・・損害賠償

⑥保険など平素の準備

2.酒気帯び運転の禁止
酒を飲んで運転することは禁止されていますが、次のようなことも禁止されています。

①酒を飲んでいる人で、これから運転をする可能性のある人に車を貸すこと
②これから車を運転する可能性のある人にお酒を出したり、飲酒をすすめること
③車の運転者が酒を飲んでいることを知りながら、自分を送るように要求したり、依頼したりして、その車に同乗すること

3.交通法令の遵守
道路交通法の目的
  ① 道路における危険を防止する。
  ② 道路における交通の安全を図る。
  ③ 道路における交通の円滑を図る。
  ④ 道路の交通によって起きる障害(交通公害)の防止を図る。

車を運転する人には、交通規則を守り、他人に危険を与えたり、迷惑をかけたりしない社会的な責任と義務があります。

4.運転に必要な準備
①車を運転するときは、あらかじめ目的地までの道順や所要時間などを地図で確認しておきます。
   (休憩は、2時間に1回はとりましょう。)
②疲労、病気、心配事があるときは、注意力や集中力が散漫になるので、運転を控えましょう。
③過労の時や麻薬、覚醒剤、シンナーなどの影響をうけているときは運転をしてはいけません。また、催眠作用のある風邪薬、鎮痛剤などを飲んだときは、運転をしないようにしましょう。
④四輪車の場合、運転に適した服装をし、運転操作に支障がないような服装。下駄やハイヒールなどを履いて運転を してはいけません。
二輪車を運転する場合は、乗車用ヘルメット(PS、JISまたはSマーク)を着用する。身体の露出が少なく、他の運転者から目につきやすい(明るい)服装。夜間は、反射材のついたものを着用しましょう。
⑤自動車や原動機付自転車を運転しようとするときは、運転しようとする車に応じた運転免許証を携帯してい
  なければなりません。
⑥自動車は、有効な自動車検査証を備え付けておくこと。
⑦自動車や原動機付自転車は、有効な自動車損害賠償責任保険または責任共済証明書を備え付けておくこと。
⑧発煙筒や赤色懐中電灯などの非常信号用具。高速道路を通行するときは、停止表示器材(停止標示板または停止表示灯)の備え付け。
⑨運転中に携帯電話などを使用したり、カーナビゲーション装置などに表示された画像を注視したりすることにより、周囲の交通の状況などに対する注意が不十分になると大変危険です。走行中は携帯電話などを使用したり、カーナビゲーション装置などに表示された画像を注視してはいけません。ハンズフリーを使用する場合や傷病者の救護、公共性のある安全の維持等やむを得ない場合を除きます。
⑩二輪車を運転する時
明るく目立つ色の服装で身体の露出部分が少ない物をを選びましょう。
・ヘルメットは、頭に合ったサイズの物、規格品で強度があり、重くない物を選びましょう。(PS、PC、JISマークのついたもの)
⑪二輪車の選び方は、できるだけ自分の体格にあったものを選びましょう。
    ● 平地でセンタースタンドが楽に立てられること。
    ● またがったとき、両足のつま先が地面に届くこと。
    ● 8の字に押して歩くことがスムースにできること。
    ● 体力に自信があっても、いきなり大型の二輪車に乗るのは危険です。最初は小型車から熟練度に応
      じて大きさを選びましょう。