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大型二輪免許のススメ


バイクが大きくなると、それにつれて危険が増すと思われがちですが、実はその逆です。
(もちろん何に乗るにしても安全運転が条件です)原付よりも安全な乗り物と言えます。

大型二輪の免許を取れば世界が変わります。
そして、
大型二輪がいかに安全かを知ることになります。
インストラクター歴25年の私がおおすすめします。
 【大型二輪免許を取るまでのプロセス】

 教習時限数は所持免許によって変わります。
上の時限数は、普通二輪免許を持っている場合の時限数です。  
  運転適性検査とは、性格テストのようなものです。 
 教習時限数 
 所持免許なし
(原付免許所持)
  技能36時限 学科26時限
 普通免許あり
(普通四輪免許)
   技能31時限 学科1時限
 普通二輪免許あり
(400ccまで)
   技能12時限 学科なし
 小型二輪免許あり
(125ccまで)
   技能20時限 学科なし
 
大型二輪免許を試験場で飛び込みで受験した場合、
市販の某参考書によると全国の平均合格率は僅か8%、
司法試験並みの狭き門です。
この数字が示す意味は、
一人平均12.5回目でようやく
免許を手に入れた計算になります。
大型二輪免許はまさにバイク乗りの憧れなのです。

免許を取ってから事故を起こさないためにも、
教習所で取ることをお勧めします。

ちなみに私も教習所で取得しました。

 検定を受ける上で参考にして下さい。 
 二輪免許は普通四輪免許と違って、
仮運転免許と言う制度がありません。
したがって、教習所での普通四輪免許を取った時の様に
「修了検定」というものはありません。
「卒業検定」のみです。この事も魅力の一つです。
しかし、この「卒業検定」に合格するには、
いつもの街乗りの乗り方では合格できません。
この「卒業検定」は減点方式をとっており、
100点の持ち点からスタートし、
ミスがあれば減点されます。
そして、最終的に30点までの減点で終われば合格です。
そうです、
70点以上の持ち点が残っていればいいのです。

ただ一番怖いのが、
いわゆる「一発アウト」というものです。
例えば、一時停止の標識があるのに止まらなかった。
踏み切りの手前で止まらなかった。
赤信号で行ってしまった。etc....
しかし、これらは自分が気をつけていれば防げます。
ところが、これ以外に、
転倒」「接触」「通過不能」「停止区間超過」「速度到達不能
といったテクニック面での「一発アウト」は
検定だからと緊張すると起こり易い項目です。

転倒」とは、
文字通り扱けた場合です。しかし、意外と知らない人が多いのに、出発点に戻ってきて、サイドスタンドを立て、バイクから離れたとたんにバイクが倒れた場合も「転倒」になり、「一発アウト」になります。
スタンドはしっかり立てて下さい。

接触」とは、
コース内に設置されている全ての物に接触した場合です。
よくあるのが、スラロームをする場合に、
パイロンに接触してしまうことです。
教習所のバイクには、エンジンなどを転倒からガードする、
大きなバンパーがついています。
それがパイロンなどに接触してもダメなのです。
バンパーの分も頭に入れて運転して下さい。

通過不能」とは、
狭路(S・クランク)を走行中に
足をついて止まってしまった場合。
直線狭路台(一本橋)を途中で落ちてしまった場合。
波状路を最後まで走れなかった場合などです。
これは日頃から自転車でもいいので、
バランス感覚を養っておくようにして下さい。
特に一本橋は、幅30cm・長さ15m・高さ5cmの平均台を、
10秒以上かけて走行しなければなりません。
10秒以内で通過すると、1秒につき5点の減点が発生します。
つまり、5秒で通過すれば、25点も減点されてしまいます。
ちなみに私は一本橋を5秒で通過しました。(笑)

停止区間超過」とは、
急制動で止まらなければならない区間を越えて止まった場合です。
これは受検日の天候にもよりますが、
路面が乾いている場合はブレーキ開始から11mまでに
止まらなければなりません。

速度到達不能」とは、
急制動をする場合、時速40kmで走行しなければならないのに、
その速度が出なかった場合です。
ただし、1回だけ猶予があります。
1回目で出なかった場合、もう一度できます。
しかし、それでも出なかったらアウトです。

安全確認
あと進路変更する場合の安全確認は、
ミラーと目視が必要です。
どちらかが欠けても減点されます。
信号のある交差点を通過する場合も
必ず左右を確認して下さい。
もちろん踏み切り通過の時も左右の確認が必要です。
この確認関係の減点は全て10点ですから、
大きな減点となります。
単純に計算すれば、4回確認を忘れたらアウトです。
確認を怠ると事故につながるので、減点も大きいのです。

 参考

「男女別、種類別運転免許現在数の年別推移」

大型二輪の免許保有者数の男女比は、
驚くなかれ、なんと、男性1,067万人に対して女性80万人。
およそ13:1

しかも、統計を見ると、
大型二輪の男女ともに、保有者はどんどん減っています。

なぜ減るのか?
おそらくこれは、
普通免許や二輪免許をとった人が、
昔は自動的に大型二輪がついているものが多く、
高齢者の方が免許更新をしなかったり、
お亡くなりになったりする方が多いからではないかと思います。

ぜひ「大型二輪免許」を取得しましょう!

 
教習指導員の驚異の直線狭路台(一本橋)
  



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