教習時限数は所持免許によって変わります。 上の時限数は、普通二輪免許を持っている場合の時限数です。 |
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運転適性検査とは、性格テストのようなものです。 | |
教習時限数 | |
所持免許なし (原付免許所持) |
技能36時限 学科26時限 |
普通免許あり (普通四輪免許) |
技能31時限 学科1時限 |
普通二輪免許あり (400ccまで) |
技能12時限 学科なし |
小型二輪免許あり (125ccまで) |
技能20時限 学科なし |
大型二輪免許を試験場で飛び込みで受験した場合、 市販の某参考書によると全国の平均合格率は僅か8%、 司法試験並みの狭き門です。 この数字が示す意味は、 一人平均12.5回目でようやく 免許を手に入れた計算になります。 大型二輪免許はまさにバイク乗りの憧れなのです。 免許を取ってから事故を起こさないためにも、 教習所で取ることをお勧めします。 ちなみに私も教習所で取得しました。 |
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検定を受ける上で参考にして下さい。 | |
●二輪免許は普通四輪免許と違って、 仮運転免許と言う制度がありません。 したがって、教習所での普通四輪免許を取った時の様に 「修了検定」というものはありません。 「卒業検定」のみです。この事も魅力の一つです。 しかし、この「卒業検定」に合格するには、 いつもの街乗りの乗り方では合格できません。 この「卒業検定」は減点方式をとっており、 100点の持ち点からスタートし、 ミスがあれば減点されます。 そして、最終的に30点までの減点で終われば合格です。 そうです、 70点以上の持ち点が残っていればいいのです。 ●ただ一番怖いのが、 いわゆる「一発アウト」というものです。 例えば、一時停止の標識があるのに止まらなかった。 踏み切りの手前で止まらなかった。 赤信号で行ってしまった。etc.... しかし、これらは自分が気をつけていれば防げます。 ところが、これ以外に、 「転倒」「接触」「通過不能」「停止区間超過」「速度到達不能」 といったテクニック面での「一発アウト」は 検定だからと緊張すると起こり易い項目です。 ●「転倒」とは、 文字通り扱けた場合です。しかし、意外と知らない人が多いのに、出発点に戻ってきて、サイドスタンドを立て、バイクから離れたとたんにバイクが倒れた場合も「転倒」になり、「一発アウト」になります。 スタンドはしっかり立てて下さい。 ●「接触」とは、 コース内に設置されている全ての物に接触した場合です。 よくあるのが、スラロームをする場合に、 パイロンに接触してしまうことです。 教習所のバイクには、エンジンなどを転倒からガードする、 大きなバンパーがついています。 それがパイロンなどに接触してもダメなのです。 バンパーの分も頭に入れて運転して下さい。 ●「通過不能」とは、 狭路(S・クランク)を走行中に 足をついて止まってしまった場合。 直線狭路台(一本橋)を途中で落ちてしまった場合。 波状路を最後まで走れなかった場合などです。 これは日頃から自転車でもいいので、 バランス感覚を養っておくようにして下さい。 特に一本橋は、幅30cm・長さ15m・高さ5cmの平均台を、 10秒以上かけて走行しなければなりません。 10秒以内で通過すると、1秒につき5点の減点が発生します。 つまり、5秒で通過すれば、25点も減点されてしまいます。 ちなみに私は一本橋を5秒で通過しました。(笑) ●「停止区間超過」とは、 急制動で止まらなければならない区間を越えて止まった場合です。 これは受検日の天候にもよりますが、 路面が乾いている場合はブレーキ開始から11mまでに 止まらなければなりません。 ●「速度到達不能」とは、 急制動をする場合、時速40kmで走行しなければならないのに、 その速度が出なかった場合です。 ただし、1回だけ猶予があります。 1回目で出なかった場合、もう一度できます。 しかし、それでも出なかったらアウトです。 ●「安全確認」 あと進路変更する場合の安全確認は、 ミラーと目視が必要です。 どちらかが欠けても減点されます。 信号のある交差点を通過する場合も 必ず左右を確認して下さい。 もちろん踏み切り通過の時も左右の確認が必要です。 この確認関係の減点は全て10点ですから、 大きな減点となります。 単純に計算すれば、4回確認を忘れたらアウトです。 確認を怠ると事故につながるので、減点も大きいのです。 |
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参考 | |
「男女別、種類別運転免許現在数の年別推移」 大型二輪の免許保有者数の男女比は、 驚くなかれ、なんと、男性1,067万人に対して女性80万人。 およそ13:1 しかも、統計を見ると、 大型二輪の男女ともに、保有者はどんどん減っています。 なぜ減るのか? おそらくこれは、 普通免許や二輪免許をとった人が、 昔は自動的に大型二輪がついているものが多く、 高齢者の方が免許更新をしなかったり、 お亡くなりになったりする方が多いからではないかと思います。 ぜひ「大型二輪免許」を取得しましょう! |
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教習指導員の驚異の直線狭路台(一本橋) |
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