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このサイトは、雑誌を何冊も買って、一番安いところで買ったのに、金利がべらぼうに高かった。
総支払額だと他店のほうが断然安かった。
なんて話はよくききます。
そんなことにならないように、自動車教習所のインストラクターが賢い中古車選びを紹介します。


中古車選びの6大原則

:信頼できるお店で買うのが大原則。私が初めて車を購入した35年前よりも悪徳業者は減ったはずですが、現在ではネットの普及で実車をオークションなどでチェックせずに右から左に流す業者もいるそうですから要注意。メーカー系のディーラーが運営する中古車や認定中古車を扱うお店から買えば、多少高くても充実のアフターサービスを受けられる場合が大半です。メーカー系、一般中古車店を問わずコンディションシートと呼ばれる鑑定書があるお店で選ぶのも鉄則。

:当時は走行メーターの巻き戻しが横行していたような記憶もありますが、いまでもどうやら一部の業者が改ざんをしている噂もあります。最近は車検証に車検時の走行距離が記載されますし、整備点検記録簿をチェックするなど買い手の注意も欠かせません。

:外観のチェック。キズが見やすい天候や時間帯に、キズや塗装(ムラや塗り直し)などのほかバンパーやドアなどに凹みや歪みなどがないか念入りに確認しましょう。忘れがちなのがタイヤの溝がどれくらい残っているか(すぐに交換なんて事態にならないように)をホイールと一緒にチェック。フロントガラスも飛び石によるキズがないか確認しましょう。ひび割れや大きい穴などがあると車検に通りません。

:外装のつぎは内装です。シートはできればヘタリ具合やスライド&リクライニングはもちろん、タバコの跡なども確認。インパネのスイッチやメーター、シフトやステアリングのチルト&テレスコなども実際に動かしましょう。

:ドアやトランクなどの開閉できる場所の開閉具合、ネジを回した形跡(外した形跡)がないかもチェックできればベターです。

:エンジンルームも開けます。オイルはもちろん、各種フルード系なども点検し、エンジンを掛けてもらって変な音がしないかも要チェックです。




購入する前の具体的な車輌確認
新着情報


中古車は前の使用者がどう使ったかにより一台一台程度が違います。走行が少ない。年式が新しいからといって程度が良いとは限りません。また、古い年式・走行が多い車でも程度の良い掘り出し物があります。

外装・エンジンルーム・トランク内
・車から1~2m離れて中腰、目線はボディの中心に合わせてのぞき込みます
・車のつやはありますか? 映り込む影が同じように見えますか?
・車の凹みはどの程度ですか?
・ライトやウィンカー・バンパーのきず・割れはありますか?

車の近くでのぞき込みます
・塗装表面にぶつぶつがありますか? あったら塗装不良です。
・横からのぞき込んでみて、フロアに凹みや錆はないですか?
・フロントガラスにワイパー傷・ひび割れはありませんか?
・タイヤの溝はありますか?

ボンネット・トランクを開けて
・エンジンルーム内に不要な配線はありませんか? トラブルの元になる可能性があります。
・オイル交換のステッカーがあれば前回のオイル交換時期を確かめましょう。
・トランク内はマット・トリムに汚れ・傷はないですか?
・ジャッキ・工具は車載されていますか?
・一部だけ塗装が真新しくないですか? 錆はありませんか?あれば修理している可能性があります。

インテリア(運転席に座って)
・ハンドルやシフトノブは擦り減っていませんか?
・ダッシュパネルに貼り付け跡・ビス穴はありませんか?
・シートの汚れ・しみ・タバコ穴はありませんか?
・天井やドアトリムに破れや汚れはありませんか?
・エアコンをつけて、冷房・暖房がききますか?

エンジンをかけてみて
・気になる音や振動はありませんか
・パワーウインドゥやステレオなどの機能は正常ですか?

:色々チェックして気になる点は明らかにしておきましょう。「ここだけ直れば…」という場合は販売会社の営業スタッフに相談してみましょう。その際有償になる場合もあるので、営業スタッフに確認することが必要です。





こんなお店は注意して下さい。

電話をかけると「まだ、ありますよ」急いで見に行きます。実際に行ってみると、既にない。
店員「今売れちゃったんですよ。他にこんなのありますけど」 典型的なオトリ在庫です。
既に売れてしまった車、この世に存在しない車。これらの多くが 雑誌に載っています。お店に誘導する為の広告です。不動産などでもよくありますが、これは完全な違法です。
確かに本当に電話の時点では あったけど、来る前にタッチの差で売れてしまうこともたまにありますが、本当にたまにです。そういう場合は必ず車はあるはずですし、電話をかけてから時間がたってなかったら、まだ買った お客様がいるはずです。このような販売店には注意しましょう。
雑誌の取材が来るのが1~2週間前ですので、既に売れてしまっているということは良くあります が、それを「ある」と言ってしまうところは怖いですね。
なかなか売れないから安くでも売ってしまおう、ノルマを達成する為に安くでも売ってしまおう。という 考えで、格安な「目玉車」は存在しますが、そんなにお目にかかれるものでもありません。 やはり、車の値段には相場というものが存在します。




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